【転スラ】能力(スキル)について
なんらかの成長を世界が認めた時、稀に能力(スキル)を獲得できることがある。
スキルとはこの世界独特の“特殊現象発動”システム。 とでもいうべきもの。ものによっては奇跡に近いレベルの事象が、能力を“獲得”あるいは習得し、行使するだけで問答無用で現出する。つまり発生する事象の内容と、そのためのトリガーの引き方を理解できていればよく、理論・法則の理解や、詠唱などの手順の積み重ねは基本的に不要であるようだ。
スキルの獲得は、進化のほか、能力獲得系スキルの発動によるもの、強い意志によるもの、種族特性で先天的に有 しているものなど、いろいろな契機があるが、本人の資質 と運と偶発的な要素が絡み合う。さらには別種のスキル 同士が「変質」し、統合されることで、新たなスキルとなるケースもある。例えばリムルの究極能力(アルティメットスキル)「智慧之王(ラファエル)」は、ユニークスキル「大賢者(エイチアルモノ)」が、同じくユニークスキルである「変質者」を統合(イケニエ)にして進化したものだ。公式設定資料集8.5巻より
【転スラ】能力(スキル)の種類
スキルはその能力の強さや希少性その他、いくつかの尺 度によってざっくりと四つのカテゴリに分けられており、 ほとんどのスキルはそれらのどれかに分類される。
コモンスキル
一般的なスキル
「遠視」「強化」「自己再生」など
エクストラスキル
特別なスキル
「魔力感知」「超速再生」「外装同一化」など
ユニークスキル
個体独自のスキル
「大賢者」「捕食者」「無限牢獄」「飢餓者」など
究極能力(アルティメットスキル)
最上位のスキル
真の魔王など、特別な域に至ったごくわずかな者だけが得ることができる。
天使や悪魔の名を 冠しているのが特徴。
「智慧之王」「暴食之王」「究明之王」など
【転スラ】能力(スキル)リスト
種族固有の魔物能力(モンスタースキル)はまた別枠となるが、「捕食」などの能力獲得系スキルによってそれを得た場合は、下表の区分けに分類される。また「炎熱耐性」などのレジスト系スキルにもランクがある。“耐性”の上位が“無効”である。
究極能力(アルティメットスキル)はいくつか存在するが、それぞれが世界に唯一無二のものである。例えば複数の人間が「智慧之王(ラファエル)」を持つ、などということはないようだ。
・固有スキル 「無限再生」「万能感知」「万能変化」「魔王覇気」「強化分身」「万能系」など。 |
・ 耐性 「痛覚無効」 「物理攻撃無効」 「自然影響無効」 「状態異常無効」「精神攻撃耐性」「聖魔攻撃耐性」など。 |
・コモンスキル 「威圧」「思念伝達」「身体装甲」「毒霧吐息」「麻痺吐息」など。 |
・エクストラスキル 「炎熱操作」「魔力感知」「水操作」「音波関知」「影移動」「黒雷」「黒炎」「剛力」「身体強化」 「多重結界」「超嗅覚」「超速再生」「熱源感知」「粘鋼糸」「万能変化」「分子操作」「分身体」「爆炎」「熱波」など。 |
・ユニークスキル 「大賢者」「変質者」「暴食者」「大元帥」「解析者」「料理人」「隠密者」「武芸者」「魔狼王」 「守護者」「美食者」「調子者」「大賢人」「誘惑者」「究明者」など。 |
・究極能力(アルティメットスキル) 「智慧之王」「暴食之王」「誓約之王」「暴風之王」「究明之王」 など。 |
【転スラ】技術(アーツ)について
長い努力と厳しい修練により後発的に習得する能力は、“技術(アーツ)”と呼ばれている。魔物と違って魔素を持たず、魔力にも乏しい人間はこのアーツを磨いて強い力を得ること が往々にしてあるせいか、人間が得意とする分野とみなされている。
例えば修練によって闘気(妖気)を制御し、それを直接攻撃力へと変換する”気操法“などはアーツの技である。また、練り上げた闘気を魔法力に変換し、武器にまとわせる。”魔法闘気“など、アーツとスキルを併用あるいは融合させた技も存在する。公式設定資料集8.5巻より
【転スラ】技術(アーツ)リスト
「気操法」「気闘法」「飛空法」「金剛法」「瞬動法」「鬼刀砲」「烈震脚」「飛翔走」「隠形法」など。 |
【転スラ】魔法について
魔法は“なんらかの効果を生じさせるイメージ”を、特定の法則に則って具現化するものである。例えば“熱を奪う”“ものを燃やす”等のイメージをエネルギーとして放ち、付随的効果として火球や氷などの物理現象も発生する。物理現象が主ではなく、主体は具現化されたイ メージなので、精神生命体にも効果が及ぶ。第一巻の対イフリート戦で、リムルのスキル 「水刃」が効かぬ傍ら、エレンの「魔法水氷大魔槍(アイシクルランス)」ではダメージを与えられたのはそのため。
ちなみに、火や水などの各属性は、 地 > 空 > 風 > 水 > 火 > 地 といった相克関係になっている。
公式設定資料集8.5巻より
【転スラ】魔法の分類
この世界の魔法は主に、『元素魔法』『精霊魔法』『神聖魔法』『召喚魔法』の四つに大別できる。
元素魔法
法則を紐解き、世界の真理を探ることで奇跡を起こす詠唱魔法。一般的な魔法使いは自分の体内の魔素を着火源として用いつつ、呪文の詠唱により大気に満ちる周囲の魔素を集めて術式を構築する。制御には相応の精神力と魔力が必要なため、これを欠けば行使は不可能となる。一方、魔物が元素魔法を用いる場合は、自分の体内魔素にて即座に効果を発動可能なケースがある。これは人と魔物の違いであると言えるだろう。
精霊魔法
自然界に存在する上位存在である精霊と契約し、その力を借りて魔法を行使する。契約した精霊の魔素量(エネルギー)に応じた効果を、呪文の詠唱を必要とせずに行使可能である。 これは前述した魔物による魔法の即時発動に近く、実戦的といえるが、その効果は限定的であり、精霊の力以上の効果は発揮できない。また、契約できる精霊にも個人差がある。
神聖魔法
精霊の一種であるとも、 最高位の精霊であるとも言われる“聖霊”との契約により行使する魔法。その本質は謎にれて包まれており、詳細は明らかになっていない。
一般には出回っていない秘法であり、使い手は極少数のエリート。そのため冒険者などになることもなく、国家に所属する者が大半である。
召喚魔法
上位存在としての精神生命体や、使役する魔物を召喚し、行使する魔法。魔物を召喚するためには空間系の理を理解し、元素魔法を習得しておく必要がある。精霊召喚でも精霊との契約は必須であり、精霊魔法の習得が必要となる。つまり、召喚魔法は他の魔法を修めたうえで初めて習得可能な魔法であるといえる。
その他
『幻覚魔法』
元素魔法に基づくものと、精霊魔法に基づくものがある。
『刻印魔法』
魔法効果を付与する魔法。自身の魔法のみならず、他者の魔法も刻印可能。札や宝珠のようなアイテムに魔法を込めておくのが一般的。
一時的に、武器や防具に魔法効果を付与することも可能。
【転スラ】もっと詳しく知りたい方は
主に下記書籍を参考にしております。
気になった方は是非。