【転スラ】究極能力(アルティメットスキル)美徳系と大罪系について
「それについては、オレが説明してやろう」
それからギィが、驚くほど詳しく能力(スキル)について話し始めた。この世の仕組みにかかわるような大いなる秘密だったみたいだが、惜しげもなく開示してくれたのである。曰く。
この世の法則をヴェルダナーヴァが定めたのだが、管理者権限を有している者ならば、その法則に影響を及ぼせるようになっているらしい。権限がなくても、魔素に願いを込めて介入すれば、ある程度の法則は書き換えられるのだと。つまりは、それが魔法という概念であり、権能の一種なのだそうだ。
能力(スキル)とは、こうした法則に影響を及ぼせるように、ある程度のシステム化が為されている代物なのだと。意思ある者の“魂”に宿り、その純粋なエネルギーを糧として発動する能力。それこそが、ヴェルダナーヴァが創り出した天使系の究極能力(アルティメットスキル)であり、その中に美徳系と呼ばれる七つの権能があった。「オレがヴェルダナーヴァと戦った時、ヤツは数多の権能を有していた。だが、世界が安定した後は最強の権能だった『正義之王(ミカエル)』だけを残し、幾つかは譲って残る全ての権能を世に解き放ったのさ。その結果、それらの権能は輪廻の輪に取り込まれて、資格ある強い“魂”に宿って世に現れるようになったんだ。ま、究極能力(アルティメットスキル)のままでは強過ぎて、究極からユニークレベルにまで制限がかけられちまったけどな。色々なスキルに散らばったり、ある程度の権能を保持したまま〝美徳〟系ユニークスキルになったりな」その美徳系が、大罪系と対比している気がする。つまりは、美徳系と大罪系、天使系と悪魔系という感じであった。小説18巻より
【転スラ】ヴェルダナーヴァが有してた美徳系の七つの権能
①『正義之王(ミカエル)』
その命令は精神支配そのものであり〝王宮城塞(キャッスルガード)〟のような本物の『絶対防御』を有する指揮系統に特化した最強の権能。
所持者 ミカエル
ミカエルはスキルが自我を持った神智核(マナス)
目的はヴェルダナーヴァの復活
②『知識之王(ラファエル)』
世界の法則を管理する為の権能でサポートに特化している。
所持者 現在不明
リムルの所持してた『智慧之王(ラファエル)』とは別の物と考えてます。WEB版では「ルシア」が所持してました。はたして原作ではどうなるか・・・
③『誓約之王(ウリエル)』
空間管理に特化しており、あらゆる事象の管理の為に用いられる。
所持者 元リムル
シエルによって主要な権能は「豊穣之王(シュブ・ニグラト)」に統合され、残滓はヴェルグリンドへと譲渡され、消失する
④『希望之王(サリエル)』
生命の根源、輪廻の輪を 管理する為の権能。
所持者 クロエ、クロノア
クロエ、クロノアは天使長の支配(アルティメットドミニオン)を自力で解除しようと奮闘中。完全に支配された感じではない。
対になるはスキル
対になるはスキルは設定資料集13.5巻の時と設定が変わってるかもしれないので、より新しい小説18巻の設定を採用してまとめてます。
希望之王(サリエル)/グランベル→クロエ
マリア、ラズル、グランベルの力が〝魂〟の中で昇華、グランベルのユニークスキル『アキラメヌモノ』が進化した能力。
『色欲之王(アスモデウス)』と対をなす究極能力で生と死を司る。公式設定資料集13.5巻より
⑤『純潔之王(メタトロン)』
混ざり合う全ての法則を選り分けて干渉防止を行い、純粋なエネルギーを選別する権能。
所持者 レオン
小説18巻現在では天使長の支配(アルティメットドミニオン)の支配に落ちている。
⑥『救恤之王(ラグエル)』
他者に支援、増幅を行う為の権能で、ヴェルグリンドに譲られている。
所持者 元ヴェルグリンド
シエルの『能力改変(オルタレーション)』により、『救恤之王(ラグエル)』と譲渡された『誓約之王(ウリエル)』を統合した究極能力『火神之王(クトゥグァ)』を獲得して支配から脱し、世界中に散ったルドラの“魂”を探知できるようになる。
『救恤之王(ラグエル)』は消失
⑦『忍耐之王(ガブリエル)』
状態の固定、不測の事態に対応する為の権能で、ヴェルザードに譲られている。
所持者 ヴェルザード
小説18巻現在では天使長の支配(アルティメットドミニオン)の支配に落ちている。
【転スラ】美徳系の対になる七大罪
❶『憤怒之王(サタナエル)』
対にになるのが『正義之王(ミカエル)』
所持者 ミリム
わはははは!ワタシも違うのだぞ。ワタシの権能はよくわからぬがー
❷『暴食之王(ベルゼビュート)』
対になるのが『知識之王(ラファエル)』
所持者 元リムル
神智核シエルが誕生し、「智慧之王(ラファエル)」と統合され、「虚空之神(アザトース)」となり消失する
❸『傲慢之王(ルシファー)』
対になるのが『誓約之王(ウリエル)』
所持者 ギィ
「そう、それなんだがよ、オレの場合はヴェルダナーヴァの権能なんて受け取っちゃいないのさ。 ラミリスみたいに、ヴェルダナーヴァから特殊な権限を与えられた訳でもない。 オレ自身が生み出した権能なんだよ。わかるか? 純粋な権能に対して、それを模倣したスキルが生まれた訳だ。それこそが」
悪魔系である、と。
「なるほどのう。妾の『色欲之王(アスモデウス)』も、所詮は模造された劣化版という事なのじゃな?」 「いや、そいつは違うぜ。自身の意思、願望が形になって生み出されたスキルならば、本家と同等の権能を有しているのさ。これは教えたくなかったんだが、オレの『傲慢者(プライド)』だって究極能力(アルティメットスキル)『傲慢之王(ルシファー)』へと進化してるからな。その権能は天使系にも十分に通用するし、勝敗を決めるのは意思の強さだぜ」 「ギィよ、お主はそう言うじゃろうがな......まあよい。確認じゃが、お主の考えによると悪魔系究極能力(アルティメットスキル)も、最低十四個あると考えていいのじゃな?」
「多分な天使に対して悪魔が生まれたように、天使系スキルに対しても悪魔系スキルが発生したんじゃね かと、オレはそう考えているのさ」小説18巻より
最低十四個?
天使系が7個の説明だから7個では?と思ったのですが・・・
14個なのかな??
❹『怠惰之王(ベルフェゴール)』
対になるのが『希望之王(サリエル)』
所持者 ディーノ
ヴェルダナーヴァより与えられし究極能力(アルティメットスキル)『至天之王(アスタルテ)』の『創造』によって、ユニークスキル『怠慢者(スロウス)』が進化した。
ディーノは現在ゼギオンに敗れた後、ミカエル陣営にて待機、大きな動きは無い。
❺『色欲之王(アスモデウス)』
対になるのが『純潔之王(メタトロン)』
所持者 ルミナス
聖櫃の喪失やヒナタの魂の消失に怒りの限界を超えたルミナスが得た、ユニークスキル『色欲者(ラスト)』が進化した究極能力(アルティメットスキル)
❻『強欲之王(マモン)』
対になるのが『救恤之王(ラグエル)』
所持者 ユウキ
マリアベルから奪った『強欲者(グリード)』を進化させた究極能力(アルティメットスキル)
触れた相手からエネルギーを奪う力や、感情を刺激して記憶にまで影響を及ぼす権能を有する。また、触れた相手のスキルを奪う力も有しており、魂に完全に刻まれているものは奪えないが、究極付与のように与えられた不安定のものであればスキルを強奪できる
❼『嫉妬之王(レヴァアタン)』
対になるのが『忍耐之王(ガブリエル)』
所持者 現在不明
WEB版ではヴェルザードが所持、『嫉妬之王(レヴァアタン)』で支配から解放されたが、原作ではどうなるか・・・
【転スラ】もっと詳しく知りたい方は
主に下記書籍を参考にしております。
気になった方は是非。