【転スラ】時間停止能力について解説
WEB版完結や小説最新刊まで読んでる方は一緒に考察して楽しめたらと思います。
この記事の内容にはネタバレを含みます。
アニメや漫画のみで楽しんでる方はブラウザバックでお戻りください。
【転スラ】時間停止能力の初登場はいつ?
転スラ世界に時間停止能力が初めて登場したのは小説12巻になります。
小説11巻で勇者へと覚醒した『クロエ』
リムルやレオン、ルミナスの会談に突如ギィが来訪する。
そこで事象は起こる。
勇者の力を得たクロエに手は出さないと言うギィ
しかし
どこから取り出したのか分からぬ剣先がクロエに向かう
小さかったクロエは大きく成長し、いつの間に抜いたのかさえ不明な剣で、ギィの剣劇を受け止めていたのである
「初めまして、魔王ギィさん。実物は初めて見るけど、やっぱり強いわね」
「あっははは、お前もやるじゃねーか。クロエっつったか、その力を使いこなせるのは、オレを含めて数えるほどしかいねーぜ」
小説12巻より
この時 『智慧之王(ラファエル)』は解析鑑定に失敗する。
《——ッ!! 一つの可能性が浮上しました。究極能力(アルティメットスキル)『時空之王(ヨグ・ソトース)』に統合したユニークスキル『時間旅行(トキノタビビト)』の権能から、個体名:クロエ・オベールが『時間』を操れるようになったのだとすれば——同一時間軸から外れた現象は観測出来ない為、事象の『解析鑑定』も必ず失敗します》
小説12巻より
この時は『智慧之王(ラファエル)』が『時間旅行(トキノタビビト)』の仕組みについて解析鑑定しているが、まだまだ時間がかかる事と、止まった世界に到達出来ない者は、どれだけ強かろうと到達者には及ばないという事になるのでは・・・と
まとめられていた。
ポイント
ギィの「あっははは、お前もやるじゃねーか。クロエっつったか、その力を使いこなせるのは、オレを含めて数えるほどしかいねーぜ」
の言い回しだとヴェルザード以外にも居そうな気がします。
【転スラ】時間停止能力は小説19巻でより詳しくハッキリと登場
その後、物語は進み、リムルは操られたヴェルドラやヴェルグリンドとの戦闘を経て『竜魔粘性星神体(アルティメットスライム)』へと進化し、『智慧之王(ラファエル)』も神智核(マナス)『シエル』へと進化。
天魔対戦の幕が開いた。
そして小説19巻でリムルをミカエルの直接対決となる。
ミカエルはリムルを相手に時間停止能力を発動させる。
シエルの緊急対応モードのおかげで、動くことは出来ないが、止まった世界を認識できるリムル。
そこへクロエが助けに現れる。
全てはシエルの作戦通り。
停止世界では
停止世界では〝情報子〟に干渉する事で、視界の確保や思念の伝達を行う事が出来る。
それは、凄まじいの一言だった。
観戦していて判明した事実だが、『〝情報子〟の速度は一定である』ようだ。
会話が成立していたし、資格の反応速度も一律だった。これは〝万物が光速を超えることはできない〟のと同じくらい、明確な物理現象なのだった。
それならば何故、〝情報子〟は光速を超えているのか?
これ、速度が超えてるんじゃないんだよね。
別の座標にあるはずの〝情報子〟同士が、時間差ゼロで〝情報〟を転写してる感じなんだ。どれだけ距離があるのかとか関係なく、認識可能空間に存在している〝情報子〟なら、時間差ゼロ。つまり、時空間を超越しているのが〝情報子〟ってわけ。
俺達の会話も、この〝情報子〟同士の情報転写を利用している訳だ。
では、どうして動けるのか?
これってもしかして・・・・。《精神生命体ならば、全ての物質を〝情報子〟へと変質させる事で、情報生命体(デジタルネイチャー)へと至っているのでしょう》
やはり、か
心や精神も情報であると仮定すれば、不可能ではなさそうだ。
出来るか出来ないかは別問題だが、そこに答えがあるのは大きい。出来ないという考えを排除して、どうやったら到達出来るかに集中すべきであった。《その通りですね。〝緊急対応モード〟を更にフル稼働させて、情報生命体(デジタルネイチャー)への進化を目指しますが、宜しいですか?》
無論だよ、シエル君。
全て任せるから、好きにしたまえ。
——と、俺は偉そうにそう命じた。小説19巻より
停止世界での攻防
リムルが情報生命体への進化を目指す中、クロエがミカエルを相手する。
さてさて、クロエとミカエルの実力だが、これはかなり拮抗していた。
正確に把握できないから推論になるが、身体能力的にも互角なのだと思われる。というか〝情報子〟への干渉力が互角というべきなのだろう。
速度は最高値が定まっている以上、優劣を決めるのは自身への干渉力となるからだ。どれだけ上手く〝情報子〟を制御し、敵を上回れるか。それが〝停止世界〟での重要ポイントになるんだろうな。
そして、観察していて気付いた点がもう幾つかある。
先ず、〝停止世界〟には防御力という概念がないということ。
クロエやミカエルのように動ける者ならば、互いの〝情報子〟に干渉し合う事で攻防一体となった戦闘が成立している訳だ。
それに対して動けない者達はどうなるのかというと、一切の防御を取れないままに、攻撃を喰らう事になる。
しかも、時間が停止しているという事は、あらゆる〝力〟が働いていない事を意味するのだ。
星の引力や斥力と言った分子間力も働かず、結合力は皆無。慣性もないし外的要因が何もないから原形を留めている訳だが、この状態で攻撃を受けた場合どうなるか?
答えは簡単で、一瞬にして崩壊するのである。
鉄筋コンクリートの壁だろうが、強固な岩盤だろうが、鋼鉄の塊であったとしても、原子同士の結合すら働いていないのだから抵抗力が皆無なのだ。
この世に耐えられる物など存在しない、というのが結論であった。
あらゆる物理法則が通用しない世界というのは、考えてみれば恐ろしい話だ。何が起きるかわからないし、迂闊に立ち入れば大ヤケドしそうである。
〝停止世界〟で動ける者と動けない者の間には、決して越える事の出来ない次元の壁が存在しているという事なのだ。小説19巻より
【転スラ】時間停止能力についてまとめ
ポイント
・会話は情報子に意思を乗せて相手にぶつける事で可能
・視る為には情報子を周囲反射させることで可能
・情報子の移動速度は一定である
・精神生命体であり、全ての物質を情報子へと変質させる事で情報生命体(デジタルネイチャー)へと至れば行動が可能
・動ける者と動けない者の間には超えられない次元の壁が存在する
・停止には相当なエネルギーを消耗する、動ける者同士ならば停止を発動している方が不利
・停止し続けるより、停止と解除を繰り返す方が、より多くのエネルギーを消耗する
【転スラ】停止世界を行動が可能なキャラと今後可能になりそうなキャラを解説
小説19巻時点で停止世界を行動可能なキャラ
取得順予想ランキング
【1】ヴェルザード
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『忍耐之王(ガブリエル)』
権能の〝固定〟の概念で時間停止が可能
【2】ギィ・クリムゾン
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『傲慢之王(ルシファー)』
『傲慢之王(ルシファー)』でヴェルザードの『忍耐之王(ガブリエル)』権能の〝固定〟の概念で時間停止が可能という能力を再現したのではないかと予想される。
【3】クロエ・オベール
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『時空之神(ヨグ=ソトホート)』
小説12巻時点で究極能力『時空之王(ヨグ・ソトース)』に統合したユニークスキル『時間旅行(トキノタビビト)』の権能で時間を操れるようになる。
小説19巻で究極能力が完全進化した。
【4】リムル=テンペスト
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『虚空之神(アザトース)』
小説19巻で神智核『シエル』が停止世界を完全理解し、情報生命体(デジタルネイチャー)へと進化し停止世界を動けるようになる。
おそらく『虚空之神(アザトース)』の権能に「時空間支配」があるので、行動だけではなく停止能力を実行する事も可能だと思われる。
今後、停止世界を行動可能になりそうなキャラ予想【web版では可能】
予想ランキング
【1】ヴェルドラ=テンペスト
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『混沌之王(ナイアルラトホテップ)』
精神生命体であり、『混沌之王(ナイアルラトホテップ)』の権能に『時空間操作』も有る。web版では動けていたので、その場面が来ればおそらくは行動可能。
【1】ヴェルグリンド
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『炎神之王(クトゥグア)』
精神生命体であり、『炎神之王(クトゥグア)』の権能に『時空間操作』『次元跳躍』が有り。web版では動けていた。今後動ける可能性は非常に高い。
【3】ミリム・ナーヴァ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『憤怒之王(サタナエル)』
ミリムに関しては、仮にリムルの配下レベルが動けるようになるのであれば、ミリムも動けるだろうという根拠のない予想です。
一応web版最終局面の参加者は全員がギリ動けそうな表現をされてました。
リムル消失と同時に、時間停止が解除された。
それを待つまでもなく、残された物達が一斉に動く。web版247話より
【4】ディアブロ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『誘惑之王(アザゼル)』
精神生命体であり、『誘惑之王(アザゼル)』の権能に『時空間操作』が有る。小説19巻のミカエルと対峙した時は、事前の魔法で防御するのみで動けなかったが、web版では普通に動いていた。今後動ける可能性は高い。
【5】ダグリュール
能力や根拠として
web版では動けていた。シオン、ヴェルドラとの戦いが原作でも起こる事を期待してます。
【6】シオン
能力や根拠として
ユニークスキル
『料理人(サバクモノ)』
web版ではダグリュールとの戦いの中で、究極能力『暴虐之王(スサノオ)』を獲得し、時間停止の中で互角以上の戦いを演じました。原作でも期待してます。
【特別枠】ユウキ・カグラザカ
能力や根拠として
小説18巻で消失して以来、生き延びていそうなフリは有るものの、未だ消息は不明のまま。
生きていて、web版同様にラスボスになるのであれば間違いなく時間停止は可能でしょう。
今後、停止世界を行動可能になりそうなキャラ予想【可能性(高)】
予想ランキング
【1】滅界竜イヴァラージェ
能力や根拠として
今後、リムル達の敵となりそうなキャラですが、時間停止で動けなくて退場・・・は流石になさそうなので、きっと動ける事でしょう。
【2】フェルドウェイ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『正義之王(ミカエル)』
イヴァラージェ同様の理由ですが、戦う相手有ってこその能力でもありますし、盛り上がりを考えたら、動ける可能性は高そうです。
【3】蟲魔王ゼラヌス
能力や根拠として
能力など現段階では不明ですが、精神生命体ではありそうですし、イヴァラージェやフェルドウェイと同様の理由ですが動ける可能性は高いのではないかと・・・
もちろん戦う場面によっては停止世界を動かないかもしれません。
【4】ザラリオ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『審判之王(イスラフィール)』
上記3体と理由は同様です。後は今後、どこでどのタイミングで誰と戦うのか・・・
【5】ゼギオン
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『幻想之王(メフィスト)』
web版で動けた描写は無かったが、ディアブロにゼギオンならあるいは・・・とweb版
現段階でゼギオンは半精神生命体なので停止世界を動くための条件は満たしていない。
『幻想之王(メフィスト)』の権能の中に『時空間操作』があるので、今後動ける可能性は十分に有る。
【6】ベニマル
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『陽炎之王(アマテラス)』
小説19巻ではジャヒルに勝ち切る事が出来なかったが、今後のパワーアップの為の演出だったと思ってます。
シエルが停止世界を完全に理解しているので能力改変などでリムルの配下が動けるようになる可能性は十分に有るかと思います。
けれど、推定四倍以上も存在値に差があったら、多少の実力差では覆せないよな。ベニマルはかなりの特訓を経て今の技量(レベル)に至っているので、ここから急激な成長は見込めないだろうし‥‥‥。
《‥‥‥》
まあ、心が負けてなければ立ち向かえる。
逆に、ベニマルが無茶しないように、俺が気を付けておく必要がありそうだった。小説19巻より
停止世界を動けるかはともかく、シエルの反応を見る限り、もうパワーアップはほぼ確定ですよね。
【7】テスタロッサ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『死界之王(ベリアル)』
小説19巻では時間が停止した事は察していたが、動いてはいなかった。
精神生命体であり『死界之王(ベリアル)』の権能に『時空間操作』があるので、動くための土台はバッチリ。
【8】カレラ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『死滅之王(アバドン)』
精神生命体であり『死滅之王(アバドン)』の権能に『時空間操作』があるので、動くための土台はバッチリ。
【9】ウルティマ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『死毒之王(サマエル)』
精神生命体であり『死毒之王(サマエル)』の権能に『時空間操作』があるので、動くための土台はバッチリ。
【10】ヒナタ・サカグチ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『数奇之王(フォルトゥーナ)』
真なる勇者として覚醒したことで完全な精神生命体になれるようになった。合せて『数奇之王(フォルトゥーナ)』の権能に『時空間操作』があるので、動くための土台はバッチリ。
今後、停止世界を行動可能になりそうなキャラ予想【可能性(?)】
マサユキ・ホンジョウ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『英雄之王(シンナルエイユウ)』
web版でルドラとしては最終決戦に参加していたので行動は可能だったが、マサユキは精神生命体ではなさそう、『英雄之王(シンナルエイユウ)』は、消え去った権能も再現できる『誓約之王(ウリエル)』や『正義之王(ミカエル)』など、停止世界を動けるようになるのか・・・今後どうなるのか楽しみなキャラです。
ラミリス
能力や根拠として
固有スキル
『迷宮創造(チイサナセカイ)』
web版では最終決戦に参加していたので行動は可能だった、ギィとミリムの戦いの間に入ったり、本来は実力者、原作ではどうなるか・・・
ガイア
能力や根拠として
web版では最終決戦に参加していたので行動は可能だった、原作ではどんな活躍をするのか楽しみです。
停止世界をきっと動かないであろうキャラ予想
ルミナス
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『色欲之王(アスモデウス)』
web版では停止世界を認識は出来ていたが動けなかった。ダグリュールとの戦いのピンチにヴェルドラが駆けつける。ルミナスとヴェルドラとの絡みを原作でも見たい願望込みで・・・動けないで欲しいと(笑)
ランガ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『星風之王(ハストゥール)』
web版では停止世界を動けるかは不明。精神生命体で情報生命体まで進化して停止世界を動けるランガ・・・よりゴブタとの『魔狼合一(ヘンシン)』での活躍の方が合ってる気がします。
ディーノ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『至天之王(アスタルテ)』
『怠惰之王(ベルフェゴール)』
web版では停止世界を動けるかは不明。web版の流れから予想すると、原作でもう少し見せ場は有りそうだが、怠け者キャラとして停止世界を動けるほどまでは、いかないと思います。
ヴェガ
能力や根拠として
究極能力(アルティメットスキル)
『邪龍之王(アジ・ダハーカ)』
web版では停止世界を動いた事実は無し。原作では様々なキャラを吸収して現在もパワーアップを続けているが、停止世界を動けるほどの知的キャラではなさそう。
ジャヒル
能力や根拠として
究極付与(アルティメットエンチャント)
『火焔之王(アグニ)』
ルミナスとの因縁か、ベニマルとの再戦か、どこで誰にやられるのか、強そうに見せられた咬ませ犬キャラだと思ってます。停止世界を動くことはないでしょう。
【転スラ】停止世界を行動が可能なキャラと今後可能になりそうなキャラまとめ
今回は主観でなんとなくキャラ解説してみました。
シエルが理解する事で、能力改変などでリムル配下で動けるキャラが増えそうな気がすると同時に、停止世界についてはweb版より書籍版で詳しい解説が入り、条件も明確になり、リムルは精神生命体(デジタルネイチャー)へと進化し動けるようになりました。
リムルとシエルが停止世界を体験してようやっと動けた事を考えると、そんな簡単に動けるキャラが増えても、もやもやしてしまいそう。
増えすぎても、増えなくても・・・全てはバランスですね。
今後、物語がどう進んでいくのか楽しみです♪
最後まで読んで頂きありがとうございます。
【転スラ】もっと詳しく知りたい方は
主に下記書籍を参考にしております。
気になった方は是非。