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【転スラ】前回までのあらすじ
リムルとヒナタの戦いは決着した。他の十大聖人の聖騎士達との戦いも全て決着した。負傷者は出たが犠牲者は出なかった。大司教レイヒムを殺した犯人捜しと新王ヨウム擁立の為、ファルムス王国に出向いていたディアブロ、そのディアブロからリムルへと〝七曜〟が真犯人であると報告が入る。
ヒナタを殺したい〝七曜〟とヒナタを殺させたくないリムルで対立する。もとより全員生かしておくつもりはないと〝七曜〟は襲い掛かってきた。
〝七曜〟攻撃を全て防いだリムル。
そこへルミナスが現れた。
【転スラ】漫画97話『死せる者への祝福』のネタバレ解説
神ルミナスと法皇ルイ
ルミナスの登場に驚いていたが、もう一人扉から出てきた者がいた。
「控えよ。余は法皇ルイである。そして、こちらにおわす御方こそ、我等が神――ルミナス様で在らせられるぞ!」
と良く通る声で宣言した。
それを聞き、聖騎士達が一斉に跪いた。どこかの隠居した副将軍を前にしたみたいだ、と思ったのは秘密にしよう。
「恐怖を与える存在」と「救済を与える存在」が同一人物ってどんなマッチポンプだよ
いやはや、プロパガンダが酷すぎて、ドン引きするレベルだ。
だが考えてみればそれは非常に効率的なんだろうけど――
《解。〝人〟という種族を支配するのに、効率的な環境を用意出来るでしょう》
神の奇跡
「――ヒナタ。自重せよと申し付けたであろうに、勝手な真似ををしおって・・・」
そう言いながらルミナスは、ヒナタに向かって手を翳した。
それは、神の奇跡:死者蘇生(リザレクション)――
目の前でみるみるうちに、ヒナタの背中から左胸に抜ける傷が塞がっていく。
回復薬より凄い効果だが、ちょっと待て。
何で魔王が、神の奇跡を操っているんだよ――
ヒナタの過去
下校の途中、突風が吹いた
ゴミが入ったら嫌なので、目を閉じて――
――そして再び目を開けたら
見慣れぬ風景が広がっていた
父はギャンブルに手を出し、母に暴力を振るうようになった
だから私は母の為に父親を殺した。
母はあれでも、父を愛していたのだ。
母が宗教に嵌ったのは、祈らずにはいられなかったからだろう。
この世から不幸な事がなくなる事はない。
それは自然で、当たり前の事。
その全てをなくそうとしても、そんな事は不可能なのだ。
ヒナタはそれを認めたくなかった。
誰もが笑って暮らせる世界――それを夢見て、現実の不幸に嘆く。
世界は絶望に満ちていて、人は容易く命すらも奪われる、そんな世界。
弱肉強食――それがこの世の不変の法則なのだから
ヒナタは生き抜く為の力を得た。
災厄級(カラミティ)の魔物に襲われて、何名もの人が死んでいた。
そんな中、子供たちを守るように闘う者達。
大人達は誰一人として逃げようとはせずに、子供達の盾になっている。
生きる為に自分の身を守る事しか考えない者しかいないと、そう思っていたのに。
その姿は、ヒナタに感銘を与えた。
戦っている者達は、聖騎士(ホーリーナイト)と呼ばれる者達だった。
その生き様に共感したヒナタは、自らも聖騎士となり自分の力を生かす事を決意する。
戦いに身を任せていれば、これ以上思い悩む事もなくなるから。
そしてヒナタは、自分の罪を贖う機会を得た。
それから十年の歳月が流れ――ヒナタは、人類の守り手となったのだ。
井沢静江との出会い
ヒナタがシズと出会えたのは幸運だった。
ほんの少しの間だったけれども、本当の意味でヒナタが心を許せたのは、静江だけだったのだから。
一か月。
その短い期間で静江の持つ技術を全て学び取り、ヒナタは静江のもとを去った。
それは、拒絶される事を恐れたからだ。結局のところ、一度得た温もりを失うのが怖かった。
ヒナタは自分が不器用だと自覚していた。
断罪
ルミナスは七曜に詰め寄る
「――さて〝七曜〟よ、此度の件、どのように言い訳をするつもりじゃ?」
即決、即断。
「死罪じゃ。せめて妾の手で、そなた達へ死を手向けよう――」
ルミナスが両腕を広げるなり、見えざる神の手が〝七曜〟達を優しく包み込む。それはルミナスなりの、配下への最後の慈悲だったのだろう。
慈愛に満ちた抱擁――そうとしか見えないが、生者を死者へと変える残酷な権能であったらしい。
【小説版】死せる者への祝福(デスプレッシング)小説7巻挿絵
空気の読めない男の登場
〝七曜〟達の企みは潰えた
そこへ
完全に、神ルミナスが魔王ルミナス・バレンタインであるとバレてしまった。
沈黙する聖騎士達。
今言われた事が理解できなかったのだろう。
ヒナタは知っていたのか、頭に手を当ててため息を吐いているし、ルイはルイで我関せずを貫いていた。
やはりヴェルドラはトラブルメーカー
奥の院にて
〝七曜の老師〟の長たる〝日曜師〟グランは、一仕事を終えて同僚の帰還を待ちわびていた。
そこへ現れたのは、ヒナタの腹心――ニコラウス枢機卿
ニコラウスはリムルがヒナタに伝言で送った水晶に細工がなされた痕跡を発見。そしてそれを復元してみた。
神ルミナスの存在にも気づき、グランの目的が何であろうと、何にも興味がないと言うニコラウス
しかし
「老害は、滅ぶがいい。」
「クソ虫が。ヒナタ様を害そうとするなど、私が許すと思ったか」
ニコラウスは異端である。
法皇庁の最高位に立ちながら、神を信じていないのだから。
彼の信仰心は、ヒナタ唯一人にのみ捧げられているのだった。
グランベル・ロッゾ
グランベルはその精神体(スピリチュアルボディー)を飛ばし、他人に憑依する力を有していた。
グレンダの報告、七曜の反応が一つもない事で、全てを悟る。
「御爺様」
「あの魔王の町は危険よ」
「あの魔王は経済で世界を支配するつもりなのよ」
経済での人類圏支配――それこそ、ロッゾ一族の悲願。
現在進行形で、グランベルが進めている計画そのものである。
「まさか・・・新参の魔王がそこまで考えていると?」
「本当よ。本当にそうなるわ。だからこそ――潰さなければならないの」
【転スラ】漫画97話『死せる者への祝福』の感想
来月の26日も楽しみです。
3~4か月に一回漫画が発売
その漫画は小説の巻数の3倍程度の発行
小説は22~23巻で完結する予定みたいなので、漫画で完結するのは66巻~69巻てところでしょうか、おおよそ17年~23年後ですかね。
【転スラ】漫画97話『死せる者への祝福』が収録されてる月間少年シリウス8月号商品紹介
月刊少年シリウスは毎月26日発売
転生したらスライムだった件の他に
『転スラ日記』
『クレイマンREVENGE』
『異聞~魔国暮らしのトリニティ~』
『転ちゅら!』
も連載してます。
なので転スラファンには欠かせない月刊誌シリウスです。
【転スラ】漫画21巻の商品紹介
漫画21巻通常版
<作品内容>
再び戦いへと突入してしまったリムルとヒナタ。
ヒナタを慕う部下達もシオン達と戦闘を開始し、事態は全面戦争の様相を呈していた。
リムルが回避したかったはずのこの状況は、そのどれもが”七曜”が仕組んだもので――。
さらにその裏では、西側諸国を牛耳る大物が策謀を巡らせていた。
リムルとヒナタ、和解への道は開けるのか!?
漫画21巻限定版 魔国連邦 レジャーシート付き
【限定版グッズ】
川上泰樹描き下ろし、大人2人が座れる大きさの「魔国連邦レジャーシート」付き!
【転スラ】漫画97話『死せる者への祝福』の元となってる小説7巻
【転スラ】話の続き、先は小説8巻『領土掌握編』
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