この記事の内容にはネタバレを含みます。
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【転スラ】フォビオについて
・負けず嫌いな黒一点〝黒豹牙(コクヒョウガ)〟の名を冠する三獣士がひとり。牙での攻撃を得意とする豹の獣人で、三獣士内で唯一の男。もともとスフィアと並んで、血気盛んな性格ではあったものの、高圧的な態度で首都リムルに乗り込んだところをミリムにぶちのめされた。挙句、梅しさのあまり中庸道化連に誑かされ暴風大妖渦(カリュブディス)になってしまった苦い過去から、今では冷静に物事を捉えようとする姿勢がみられる。またその一件でリムルに救ってもらった恩を感じており、今では主であるカリオンに次いで、リムルを慕っている。
公式設定資料集8.5
【転スラ】フォビオの初登場はいつ?
【漫画7巻】33話『魔王達の企み』で登場します。
アニメと小説では【転スラアニメ1期】17話『集う者達』【小説3巻】第二章『魔王襲来』で登場します。
いずれの場合もオークロードかリムル達のどちらか生き残った方を仲間にしようとするカリオンの指示で偵察に現れる。
偵察に現れたフォビオは居丈高に振る舞い、リグルドに暴力を振るったフォビオに激怒したミリムが彼を鉄拳制裁。
屈辱からフォビオはミリムに復讐心を抱くようになる。
【転スラ】フォビオを演じる声優さんは?
山下誠一郎さん
大沢事務所所属の声優さんです。
『斉木楠雄のΨ難(男子生徒C)』『あひるの空(平井六郎)』『ポプテピピック(平大地)』『モブサイコ100(2016年 - 2019年、犬川、佐川、磐梯、テロル、大学生 他) - 2シリーズ』などに出演
【転スラ】フォビオの名脇役ぶりにスポット
なんか色々調べたり小説や単行本を振り返って読み直してたら良いキャラしてるな・・・と
冷遇されてるようで好待遇?どっちか分からない?けど重要な役割を担ってたりします。
愛されキャラの『フォビオ様』・・・特に好きなキャラでもないんですが気付いた事をまとめます。
名脇役フォビオはミリムの人気に一役買います。
ミリムがハチミツによってリムルとマブダチになった後、暴力を振るってはダメだと教えられます。
フラグその1
後にミリムはしっかりと暴力を振るいます。
フォビオがハマります。
リグルドを殴ったフォビオを制裁したことで、てっきりリムルに褒められると思っていたミリム、しかしリムルはアウトだと!暴力はダメだ・・・
そのくだりのワンシーン
この頃の世界観では鬼人は珍しく上位魔人。そのベニマルのエネルギーを上回るフォビオ。
フォビオと戦闘になった場合はリムルが勝つと『大賢者』に鑑定させるほどの大物ぶり。
フラグその2
フォビオが交渉が出来ない状態となって再訪します。
強いけど可愛いリムルのマブダチミリム・・・まだ途中w
フラグ3
きっと後悔させてやる
しかし後悔するのはフォビオ・・・
フォビオはカリュブディスとなり帰ってきます
魔国の周辺に潜み、復讐の機会をうかがっていたフォビオ。
そんな彼の前に『中庸道化連』を名乗る道化師たち、ティアをフットマンが現れた。
彼らはフォビオの復讐心を巧みに煽り、彼を災厄級の魔物『暴風大妖渦(カリュブディス)』の依り代になってしまう。
核となったフォビオの怒りのままに、カリュブディスはミリムの居るテンペストを目指した。
フラグ2の回収ですね。
交渉可能だった状態から、交渉不可能なカリュブディスとなって帰ってくる
テンペスト&ドワルゴン連合軍で10時間ほど戦うがカリュブディスを倒せなかった。
カリュブディスの依り代がフォビオである事に気付き、その目的はミリム。
戦闘はミリムにバトンタッチ。
ミリムの必殺技『竜星拡散爆(ドラゴ・バスター)』が炸裂する。
手加減を覚えたというミリム
リムル達が倒せなかったカリュブディスを一瞬で撃破し、フォビオもしっかりと残す。
フォビオとカリュブディスの融合率は9割以上、このままでは1時間で再びカリュブディスが復活してしまうとの事。
しかしリムルの『変質者(へんしつしゃ)』で分離し『暴食者(グラトニー)』で喰いつくす。『大賢者(エイチアルモノ)』でそれらを制御する。
そしてフォビオを完全に救い出す事に成功
フラグ3の回収です。
さすがのフォビオもここまでの事態になるとは思っておらず、後悔し反省します。
リムルとミリムに許してもらい、カリオンにも一発貰って許してもらい帰って行く。
名脇役フォビオはミリムの人気とその強さをしっかりと引き出しました。
フレイとクレイマンにこの後の物語のバトンも渡します。
ミリムとの因縁
カリュブディスの件は綺麗サッパリと確執も残さず解決しました。
しかしそこは名脇役のフォビオ様はしっかりと絡んできます。
クレイマンの『支配の宝珠(オーブ・オブ・ドミネイト)』で操られてしまったミリム。
正確には操られたフリのミリム。
カリオンとミリムで戦闘になります。
カリオンは百獣化して『獣魔粒子咆(ビースト・ロア)』をミリムに向けて放つ。
カリオンとミリムの戦いを見守っていたフォビオ
「カリオン様の勝利だ」としっかりと『フラグ』をたてます。
もはや確定演出・・・w
これを見た、誰もがカリオンの敗北を悟っていたはずです。
もちろんミリムは生きてます。
てか無傷。
そして「お礼にとっておきをみせてやると」
放たれた『竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)』
カリオンに当たらなかったが、獣王国ユーラザニアが跡形もなく消し飛んだ。
ユーラザニアの街は消し飛んでも住民はみな避難していたので人的被害は出なかったと思いきや・・・
カリオンには当たらず、フレイが登場してこの戦いは終わりかと思いきや・・・
フォビオ様がしっかりと巻き添えを喰らってます。
死にかけたけど無事だった。
ミリムとの因縁・フォビオの活躍
- ミリムの通常攻撃を喰らって失神
- ミリムの竜星拡散爆(ドラゴ・バスター)を喰らう
- ミリムの竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)を喰らう
途中カリオンにもガツンと一発貰ってましたね。
しかしこれだけミリムの攻撃を喰らっても、めげないで活躍するフォビオ様はさすがです。
不遇なフォビオ様
テンペスト&ユーラザニア連合軍VSクレイマン軍の戦いの中で、因縁の地で因縁の相手と戦闘になります。
かっこよく決めるフォビオ様
ゲルドも助太刀に来て風向きはこちらに有りそうです。
フォビオ、ゲルド VS ティア、フットマン
この展開だと勝ちそうな気配、もしくはかなり良い勝負しそうなのですが・・・
ここでキッチリ負けるのがフォビオ様です。w
もう少し見せ場があってもいいような気もしますが・・・・
パチンコやスロットのスーパーリーチを思い出しました。
知らないと、え?外れるのコレ?的な
でもフォビオじゃしょうがないか・・・
と思わせるスーパーリーチを搭載したパチンコ台がいつか出るかもしれませんね。w
考え方によっては好待遇のフォビオ様
フォビオはカリオン配下の『三獣士』
何となくキャラが被るのがクレイマン配下のヤムザです。
ヤムザはクレイマンの幹部『五本指』筆頭
フィビオとヤムザの類似点
- 三と五と数は違えど幹部です
- 初登場が高圧的なキャラ
- シュッとしたキャラ
- カリュブディスの依り代となる
進撃の巨人とか見てる人なら「リヴァイ兵長」に似た?感じで、出かたや場所が変わったり、例えば最近転スラのアニメを見たばかりの人からしたら、活躍しそうな気もしちゃいます。
一番の類似点はカリュブディスになった事
置かれてる状況はもちろん全然違います。
カリオンの配下なのか、クレイマンの配下なのか・・・
しかし結末が全然違います。
生き残ってるフォビオ
消滅してしまったヤムザ
ヤムザはアルビスに敗れ、降伏しようとしてました。
しかしそれを許さないクレイマンによって強制的にカリュブディスとなってしまいます。
展開的にはワンチャン助かっても良い気もしますが・・・
そこにはすでに決まったストーリーがあります。
ミリムの力を測る対象としての、フォビオを依り代としたカリュブディス
ベニマルの力を測る対象としての、ヤムザを依り代としたカリュブディス
結果、クレイマンがより悪役として箔が付きました。
と同時に助かったフォビオは勝ち組に認定出来る事象だと思いました。
【転スラ】フォビオの恋愛事情
ベニマルの結魂(ケッコン)問題
ベニマルの進化条件で子孫を残さなければいけない。
そこで結魂(ケッコン)相手を決める事になるのだが・・・
モミジが第一夫人でアルビスが第二夫人になると申し出る。
『智慧之王(ラファエル)』が告げる
《解。現在のジュラ・テンペスト連邦国におけるルールでは、「子孫を残すという観点から、一夫多妻は有り。ただし、子を望む未亡人に限る」となっております。今回のケースでは、第二夫人は認められません》
モミジ、アルビス、そしてフォビオ。その三人から説明を聞いて、ようやくアルビスの計画の一部始終が判明した。 つまり、簡単に言うとだ。 モミジとアルビスは何度も拳を交えた事で、ある種の友情が芽生えた。そして二人は、奪い合うのではなく共闘する方向に舵を切ったのだと。二人とも揃ってベニマルの嫁になるにはどうしたらいいのか?
頭を悩ませて導き出した答えが、フォビオとの結婚であった。フォビオと結婚した後で、迷宮内でどちらか死ぬまでという条件で戦った。そしてアルビスが勝利し、その上で未亡人になったと届け出たらしい。迷宮内で決闘を行っただけなので、当然フォビオは生きているという寸法だった。
「勝てたら本当に結婚してくれるって話だったんですけど、俺、泣いてもいいですよね?」 フォビオが計画に乗ったのは、そういう理由からだったか......。
うな垂れているフォビオの姿はあまりにも哀れで、 俺も思わず同情してしまったのだった。小説14巻より
そしてこの結魂(ケッコン)は認められモミジが第一夫人、アルビスが第二夫人となる。
ゴブァが泣き崩れ、フォビオが慰めていた。
可哀そうなフォビオ
で終わらないのが我らがフォビオ様
この話には続きが有ります。
「どうせ私なんて、ベニマル様には不釣り合いですよ。そんなの、最初から十分に知ってました!」
「まあまあ、アンタは綺麗だって、ゴブア殿。俺なんて、憧れのアルビス様に殺されたんだぜ? 獣人はよう、強い者を好むんだ。自分と同じか、それ以上の相手を伴侶として求めるのさ。そして、強ければ好きなだけ女を囲えるんだ。それなのに俺は・・・・」
「フォビオ殿、貴方は十分に強いではないですか。私ももっと強ければ、あの二人に割って入れたでしょうに―」
「俺の事はフォビオと呼んでくれていいぜ。アンタは十分に強いさ。ただな、相手が悪過ぎたんだよ。俺だって勝てない相手なんだから、仕方ないさ」
「フォビオ殿…いえ、フォビオ。それでは私の事も、ゴブア、と」
「ああ、ゴブア」
「フォビオ」
おいおいおいおい、見せつけてんじゃねーぞ!
お、俺は大人だから怒らないけど、ここは君達のデートスポットじゃないんだよ!?
だがまあ、フラれた者同士が意気投合するのも、悪い事だとは言えないか。恋愛というのは、本当に摩訶不思議なものなのだ。小説14巻より
フォビオ様の最後はハッピーエンドでしょうか!?
【転スラ】名脇役フォビオまとめ
いかがでしたでしょうか。
名脇役フォビオの魅力をお伝え出来たかと思います。
第一線で活躍する感じではありませんが、欠かせない名脇役、転スラの世界を盛り上げるバイプレイヤーですよね。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
【転スラ】もっと詳しく知りたい方は
主に下記書籍を参考にしております。
気になった方は是非。