この記事の内容にはネタバレを含みます。
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【転スラ】ヴェルグリンドを徹底解析
東の帝国にて代々総帥に指名されてきた皇帝ルドラの側近。帝国で〝元帥〟を務めると共に、〝燃え盛る神山〟に住まう守護竜として祀られるが、一般には両者が同一人物だとは知られていない。
【転スラ】ヴェルグリンドの初登場はいつ?
小説12巻で東の帝国軍の元帥閣下として登場します。ヴェルグリンドとしての登場は終章『皇帝の覇道』になります。
【転スラ】ヴェルグリンドの公式情報
東の帝国で謎の人物とされている元帥の正体であり、ヴェルドラより長く生きる“竜種〟が一体、灼熱竜でもある。人の姿は蒼髪の冷たい美貌が印象的な美女であり、ギィとルドラの因縁の戦いにおいて、ルドラの身を案じ、常に支え続けてきた。好戦的な性格であり、決着の日が近いのを感じ、邪魔になりそうな弟(ヴェルドラ)やリムルの排除も視野に入れている。
公式設定資料集13.5巻より
【転スラ】ヴェルグリンドの強さや能力
司る属性は火。力の性質は熱に由来する「加速」で、エネルギーを自在に操作し〝支援〟を本質とする天使系究極能力『救恤之王(ラグエル)』を持ち、直撃すれば相手を強制的に加速し情報すらエネルギーに換算して熱崩壊させる最強奥義『灼熱竜覇加速励起(カーディナルアクセラレーション)』、熱量を極大に増幅し数万度という灼熱の溶岩の牢獄に閉じ込める『灼熱の抱擁(バーニングエンブレイス)』などの技を持つ。
ヴェルグリンドの活躍
完全に意識を分割した『別身体』によって複数の作戦を同時進行し、ユウキによるクーデターを鎮圧、悪魔3人娘を打倒し、魔獣軍団を輸送、リムルたちの拘束を成功させる。ルドラ、近藤と協力しヴェルドラを精神支配したが、これによりリムルの怒りを買い、シエルの演算能力の前に敗北し『虚数空間』に捕らえられる。その際、ミカエルの支配下にあることが判明した為、シエルの『能力改変(オルタレーション)』により、『救恤之王(ラグエル)』と譲渡された『誓約之王(ウリエル)』を統合した究極能力(アルティメットスキル)『火神之王(クトゥグァ)』を獲得して支配から脱した。
【転スラ】ヴェルグリンドの最新ステータス
EP(存在値)
7435万0087
種族
最上位聖魔霊 竜種
称号
灼熱竜
魔法
竜種魔法
固有スキル
『万能感知』『竜霊覇気』『万能変化』
究極能力(アルティメットスキル)
炎神之王(クトゥグア)
『思考加速』『灼熱励起』『並列存在』『時空間操作』『次元跳躍』『多次元結界』
耐性
『物理攻撃無効』『自然影響無効』『状態異常無効』『精神攻撃無効』『聖魔攻撃耐性』
参考値
シエルの『能力改変(オルタレーション)』前のリムルが捕食して時点でのヴェルグリンドの存在値は
4982万9987
【転スラ】ヴェルグリンドのその他情報
ルドラの魂の欠片
ルドラはヴェルグリンドにとっての全てであり、ルドラの為であればどんな事でもする。
ルドラは転生を繰り返すうちに魂を擦り減らして、ルドラであってルドラでない・・・
『正義之王(ミカエル)』は『神智核(マナス)』へと進化した。
目的はヴェルダナーヴァの復活。
そしてルドラの魂は世界中に散らばってしまった。
しかしヴェルグリンドの究極能力(アルティメットスキル)『火神之王(クトゥグァ)』は世界中に散ったルドラの〝魂〟を探知することが出来るようになっていた。
いくつもの世界と時代を超えてルドラの〝魂〟の欠片を宿した転生者達を探す長い旅を経験し、旅の果てにある世界で遂に発見したマサユキに欠片が融合して異世界に転移した事を確認し、自らも彼を追いかけて再び世界を渡る。
ヴェルグリンドの活躍は17巻の短編の『第二話 遠い記憶』に収録
リムルがヴェルダナーヴァの生まれ変わり?
あの、飄々(ひょうひょう)としたスライム。魔王リムルという名の、愚弟(ヴェルドラ)の盟友——
(まさか、まさか!? あのスライムは・・・)
究極能力(アルティメットスキル)をも自由に改変し、ヴェルグリンドに自由を与え、その権能を大きく向上——更なる高みへと進化させた。
それは断じて、人の手によって為せる事ではない。
(そんな出鱈目(でたらめ)な事は、我が兄(ヴェルダナーヴァ)にしか為せぬ業。もしも、もしもそんな真似事を可能とする存在がいるとするならば・・・)
有り得ぬ想像に、ヴェルグリンドは身震いした。
意識を向けてみれば、究極能力(アルティメットスキル)『炎神之王(クトゥグア)』が反応 する。それは、『救恤之王(ラグエル)』とは比較にもならぬほどの力強さだ。
それに何より——
ルドラの鼓動とリンクしているかのように、取り込んだ欠片が反応を示していた。
(フフッ、あのスライムの正体なんて、どうでもいいわね。あれはリムル。ヴェルドラの盟友で、私の恩人なんだわ)
辿り着いた結論がそれだった。
そしてようやく思考ループから抜け出し、ヴェルグリンドは現実へと意識を向けたのである。小説15巻より
マサユキとの出会い
いくつもの世界を巡り、時代を駆け抜け、ヴェルグリンドは魂の欠片を集め続けた。
(愛しているわ。愛しているのよ————ルドラ!)
ルドラに会いたいというその一心で、ヴェルグリンドは数多(あまた)の困難に打ち克(か)ってきたのである。
そして、ついに——
高層ビルの立ち並ぶ大都会で、その少年を見つけた のだ。
歓喜と、決意。
その少年は、欠けたる全てを有していた。
それに加えて、ヴェルグリンドの持つ残りの欠片を与えたならば······。
だが、果たしてそんな真似をしてもいいものなのかと、ヴェルグリンドは苦悩した。
それをしてしまえば、少年の運命を大きく変える事になってしまう。
無限の寿命を持つヴェルグリンドならば、ここでその少年の寿命が来るまで、見守り続ける事も可能なのだ。
(そうね、何も慌てる事はないわ。早く貴方に会いたいけれど、焦りは禁物だものね)
ヴェルグリンドはそう考え、少年に背中を向けて歩きだそうとした。
しかし、その時——
輝ける欠片が、自らの意思で少年へと飛翔したのだ。
誰の目にも留まらぬその〝魂〟の欠片は吸い込まれるように少年と融合する。そしてその衝撃で、少年はこの世界から消え去ったのである。
ヴェルグリンドの手に残ったのは、始まりの欠片のみ。
「もしかして、貴方も? 私と会いたいと思っていてくれたのかしら?」
その欠片に語りかけるように問いかけて、そうだったらいいな——と、ヴェルグリンドは思った。
そして——
自分も少年の後を追う為に、『炎神之王(クトゥグア)』を発動させたのだ。小説15巻より
【転スラ】もっと詳しく知りたい方は
主に下記書籍を参考にしております。
気になった方は是非。