【転スラ】魔王フレイを徹底考察
有翼族(ハーピィ)を束ねる妖艶な女王にして、500年前に誕生した新世代の魔王。
天空女王(スカイクイーン)の異名を持つ。
孤高を好み、基本的に他者に冷たい。また、自分の種族以外が空を席捲するのを嫌う。
この記事の内容にはネタバレを含みます。
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【転スラ】魔王フレイの初登場はいつ?
魔王達の密談
己の力を強めるため、ゲルミュッドを使って傀儡魔王を生み出そうとしていた魔王クレイマン。見知らぬ魔人たちの登場で計画は失敗したが、彼は少しでも己に有利な状況を作り出すべく、なおも思考を巡らせていた。
クレイマンは先の作戦に二人の魔王を巻き込んでいた。〝破壊の暴君(デストロイ)〟の二つ名を持つ最強の竜魔人(ドラゴノイド)、ミリム・ナーヴァ。獣人族(ライカンスロープ)の王にして〝獅子王(ビーストマスター)〟の異名を持つカリオンである。クレイマンは彼らに計画の失敗を告げつつも、興味を持ちそうな情報・・・・謎の魔人リムルの存在を教えて、その信用を得ようとする。
クレイマンの思惑通り、二人はリムルに興味を持ち、特にミリムは早い者勝ちだと嬉しそうに言って、さっそく会談の場から飛び去って行ってしまった。公式設定資料集8.5巻より
アニメでは1期16話の『魔王ミリム来襲』
漫画では6巻29話の『魔王会談』
小説では3巻序章『魔王会談』で登場します。
【転スラ】魔王フレイの目的は?
暴風大妖渦(カリュブディス)
天敵である暴風大妖渦(カリュブディス)の復活が近いことを悩みの種としていた。
フレイがクレイマンに恩を売られる大まかな流れ
そしてその悩みの種をクレイマンに知られる、中庸道化連のティアとフットマンを使いフォビオを依り代として暴風大妖渦(カリュブディス)の復活が早まる。
ミリムが暴風大妖渦(カリュブディス)を撃破する。それでクレイマンは恩を売り、更に先の謀略にフレイを組み込む算段を行う。
クレイマンに協力?
クレイマンを裏で操る『あのお方』から渡された支配の宝珠(オーブ・オブ・ドミネイト)によりミリムを支配しようと考える。
カリオン及びユーザラニア消滅?
魔王達の宴(ワルプルギス)
クレイマンはフレイに逆に利用されていた。
カリュブディスの討伐にクレイマンを利用しその代償としてミリムの精神支配を手伝う。
しかしこれはミリムを信じたフレイの賭けであり、精神支配の抵抗に成功したミリムに協力してクレイマンの謀略の阻止した。
この時には『あのお方』が誰なのかは分からなかったが、クレイマンの野望は尽きた。
【転スラ】魔王フレイの魔王引退の理由
魔王フレイの引退理由
- ミリムを信じ、ミリムに賭け、賭けに勝った。そして仕えようと決心した。
- 自身が魔王としては弱すぎる為。
フレイは思い出す。
それはミリムとの会話、フレイがミリムを信じると決めたきっかけとなる会話を。
『なあフレイ、ワタシと友達になってくれないか?』
『ーどうしてそんな事を?』
『リムルがな、友達になってくれたんだ!友達はいいものだぞ。困った事があったなら、お互いに助け合うんだ!』
『あら、そうなの?ねえ、ミリム・・・・貴女が私を助けてくれるのなら、友達になってあげてもいいわよ?』
『本当か!?勿論約束するのだ!』
『あら、嬉しいわ。でもね、私は用心深いから、貴女が約束を守ってくれたら信用するわね』
『わかったのだ!これでワタシ達も友達なのだ!』
フレイはクレイマンを信用しなかった。だからミリムを信じ、自身の保身すらも天秤にかけてクレイマンの提案を呑んだフリをしたのだ。
もしもミリムが約束を守らなかったら・・・。
もしもミリムが本当に操られてしまったら・・・。
そうした不安はあったが、フレイはミリムに賭けたのである。
そして、賭けに勝った。
それが、理由。
フレイがミリムを信じると決め、そして仕えようと決心した理由だった。
誰も信じずに生きてきた孤高の女王が、初めて他人を信じた瞬間である。そして何かを思い出したのかクスッと笑い、決意を秘めた声で話し出す。
「まあ、理由は色々あるわね。でも一番の理由は、私は魔王としては弱すぎると思うのよ。さっきの戦いを見ていて確信したのだけれど、クレイマンと戦っても良くて互角だわ。まして、覚醒したクレイマンには、どうあがいても勝てなかったわね・・・」
「だがフレイよ、お主の得意とするのは、大空での高速飛行戦であろうが?そこまで自分を卑下する事はないのではないか?」
ダグリュールがそう取り成すも、フレイの決意は固いようだ。
「確かに、空で戦うならば私が有利でしょう。でも魔王に言い訳は通用しないわね。それに、ただ有利というだけではどうしようもない場合もあると、私は知ったのよー」
そういってフレイはチラリと俺を見た。
そして続ける。
「ーだからね。私はミリムの配下につくと決めたのよ。それにミリムだっていつまでも我侭(わがまま)ばかり言ってはいられないでしょう?そろそろ自分の領土の運営も考えるべきでなのではなくて?」小説6巻より
八星魔王(オクタグラム)誕生
カリオンも魔王を引退してミリムの配下となる事となり、魔王が10人から8人となり、十大魔王から改め八星魔王(オクタグラム)となる。
【転スラ】フレイのその後
自分の領地である天翼国フルブロジアを取り仕切る一方で、ミリムの副官というか、支配者としての仕事を放り出して遊んでばかりのミリムを監督する教育係のような役割を務めている。ミリムとはなんだかんだで仲が良い。腹を立てたふりしてリムルを試すなど、賢く底知れないお姉様。
暴君のお世話役?
ワガママ放題の暴君だったミリムが、多少なりとも成長したのはリムルのおかげだと考えているようで、目を離すとすぐリムルの元を訪れて遊んでいるミリムをお説教しながらも見守る姿は、姉のようでもある。
「あら、ミリム。こんな所にいたのね?ところで、私が出しておいた仕事(しゅくだい)だけど、終わったのかしら?見張りが簀巻(すま)きにされて転がっていたのだけれど、何があったのか説明してくれるわよね?」
笑顔のままに、フレイが言う。
それは質問というよりも、尋問だ。
正直言って、とても怖い。
当事者ではないハズの俺だったが、何やらとてもいたたまれない気持ちになる。
そう、宿題を終えて遊んでいるハズの友達が、実は全く手を付けておらず、それが親にばれて怒られているシーンに出くわしたような・・・。
そんな懐かしい気持ちであった。
そして、当事者たるミリムはー
「げぇ!!ふ、フレイ!?ち、違うのだ。これには深い理由(わけ)があるのだーッ!!」
フレイと目が合った途端に、激しくうろたえていた。
これは・・・。
終ったな、ミリム。
敢(あ)えて言うが、俺は、俺達には関係のない話だ。
そうだよね?
「は、ははは、ミリム。仕事があったのならば言ってくれよ?引き止めるのも何だし、早く戻って、さっさと仕事を終わらせるといい!」
「う、うむ。その通りだ。我々の研究に長々と付き合わせてしまってスマンな。仕事があったのならば、そう言ってくれればいいものを。気を使わせてしまったようだし、その点は謝罪しよう!」
「そ、そうだよ、その通りさ!水臭いなミリム、言ってくれれば引き止めなかったさ!」
空気を読み、俺の言葉の援護を行うヴェルドラとラミリス。
流石(さすが)だ。これで俺達は知らなかった事になり、尚且つ、無関係であるとアピール出来た。
ミリムが泣きそうな目でコチラを見るが、スマンな、お前を助ける事は出来そうにない。
というか俺達を巻き込むのは止めて欲しい。
「ち、違うのだ。話を、話しを聞くのだ、フレイ!?」
と最後まで無実を訴えていたミリムだが、フレイの鉄の笑顔の前に撃沈し抵抗は虚(むな)しいものとなる。
こうして、ミリムはフレイに捕まった。
フレイの爪で首根っこを掴まれ、無力化されたミリム。そしてそのまま、敢えなく自国へと引きずられて行ったのだった。小説10巻より
【転スラ】フレイの強さや能力
EP(存在値)
40万弱
ユニークスキル
『双克者(オナジモノ)』
必殺技
『反響反射(エコーリフレクション)』
【転スラ】フレイ覚醒進化
種族
鳥神(チョウジン)
上位聖魔霊 空霊鳥(くうれいちょう)
EP(存在値)
194万8734
カリオンと共に東の帝国の迎撃戦に出陣
フレイVSナジム(東の帝国軍)
カリオンと共に東の帝国の迎撃戦に出陣し、双子の姉妹であるナジムを討ち取り、魔獣軍団の魂を得て覚醒魔王へ進化し、上位聖魔霊の空霊鳥となる。
ナジムとは
朱雀の異名を持つ魔獣軍団の三将。フルブロシア国出身の有翼族の変異種であり、フレイの双子の姉妹に当たるが、国から追放されてグラディムに拾われて配下となる。実力は魔王種への進化が間近な程である。
救援に現れたフレイと対峙し、女王として有翼族からの攻撃を無効化するフレイの特性に為す術もなく倒されて死亡する。
【転スラ】フレイのその他情報
カリオンとの関係
獣人族(ライカンスロープ)は一夫多妻制
有翼族(ハーピィ)は一妻多夫制
一見、ルールが真逆で合わなそうな二人だが・・・
お互い好き合ってはいる感じ。
【転スラ】もっと詳しく知りたい方は
主に下記書籍を参考にしております。
気になった方は是非。